【漫画の名言】ルシール「考えているうち…たっぷりあったはずの時間は過ぎてゆく」『からくりサーカス』20巻

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ミクジン
ミクジン

寝ぐせの王様、ミクジンです

この記事は、オレの心に響いたものを勝手に紹介して書きまくるワガママシリーズです。

今回は藤田和日郎さんの漫画『からくりサーカス』の登場人物で最古のしろがね、ルシール・ベルヌイユの言葉です。

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考えているうち…たっぷりあったはずの時間は過ぎてゆく…。

この巻で自動人形ドットーレと戦ったルシールは、敵を倒すことに成功したものの、取り返しのつかないダメージを受けて倒れます。

そして自分の時間の終わりを悟ったルシールは、泣き崩れるミンシアに言いました。

「時間切れさ…」

出典:藤田和日郎『からくりサーカス』20巻
出典:藤田和日郎『からくりサーカス』20巻

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時間は過ぎていく

30代も中盤戦に入ってなおさら思うけど、時間が経つのはとてつもなく早いです。

もう一年なんかあっという間。

今年も半分過ぎたなーなんて思っているうちに気が付けば年末だったりして。

時間は何かしてても、何もしてなくても勝手にどんどん過ぎていってしまいます。

そして人間にはタイムリミットがある。

オレたちは必ずくる『終わり』に向かって旅を続ける存在なのかもしれません。

これまではそんなこと考えもしなかったけど、ルシール先生のおかげで気付けたような気がします。

最近の自分はたぶん、クレヨンがどこにいったか分からなくなってしまって、探しているうちに画用紙までなくしてました。

探しても探しても見つからないから、もう探すのも嫌になって、見つけられなくてもいいやってなって、早く『終わり』がくることばかりを望んでいた。

でも違ったんですよね。

クレヨンも画用紙も、いつでも側にあった。

ただ何を描きたいのか分からないから、見えないフリをしてただけだと思います。

描こうと思えばいつでも描けたんだ。

だからこうしてやっとこさ見つけたクレヨンを持って、少しずつ描きはじめました。

描きたいものが描ききれるかは分からないけど、それでもきっと、描いてさえいれば後悔はないと思います。

だって自分で決めて一生懸命に描いた絵だし、それまで頑張って描いてきた自分を誉めてあげれるもの。

必ず人には終わりの時間がやってきます。

それがいつ来るのかは分からないけど、その時がくるまでは、自分の手で夢中になって描いていきたい。

オレのプロフ絵みたいに、誰にもキリンの絵だって思われなくても、自分がキリンだって知ってればいいんじゃないかなぁ。

描きたかったのは、自分なんだから。

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